2011年7月24日日曜日

アナログ停波の日

2011年7月24日(日)正午。アナログ放送が停波、終了しました。主調整室(マスター、テレビ局の心臓部ですね)にいて、歴史的なその瞬間に立ち会いました。

何かイベントがあると思ったのですが、単にマスターイベントの信号が自動発効して、アナログ放送を終わらせるだけなんですね。ブルーバックのお知らせテロップに切り替わり、アナウンスコメントと同時に、BGMで流れてきたのは映画「アマルフィ」の主題歌でもあったイギリスの歌姫、サラ・ブライントマンの「Time to Say Goodbye」。

テレビとともに育った、文字通りのテレビ世代です。
ようやく一般家庭に普及した頃からのモノクロ。僕の幼い頃の記憶にあるテレビはモノクロです。でも、カラーになった日のことはよく覚えています。カラーテレビって、いわゆるお金持ちの家しか買えなくってね。友達同士でその金持ち(確か病院経営者でした)の居間にドーンと置いてあるカラーテレビで、カラー化された「鉄腕アトム」を見たのです。

圧倒的な感動がありました。それは今でもよく覚えています。そして、衛星放送の時代になり、テレビは大型化、薄型化していきました。豊かになれることが信じられる未来だった時代。それがアナログの時代です。

震災後社会という大きな時代の流れの中で、テレビジョンがデジタルに生まれ変わる日を迎えたのは、これも何かの暗示のようです。

ありがとう。アナログ君。君は本当に頑張ったよ。長い間ね。
これからも、よろしくね。デジタル君。一緒に夢を見よう。希望を創ろう。

2011年7月18日月曜日

家族の食卓

けさは昨夜から試験外泊の許可が下りて実家に戻って来ていた父の声で目が覚めました。
「なでしこ、やったで!PKでアメリカ下して、世界一や!」
なんと午前3時過ぎからの試合を最後まで見ていたらしいのです。どういう、ことやねん。

昨夜は父の一時帰宅を祝って、上本町にいる妹が鰻を買ってきてくれました。肝焼きとか、練り物の天婦羅とか、いまなにわ野菜の復活運動とかいうのがあるそうで、その漬け物とか。父と母はノンアルコールビールで、妹と僕はビールで乾杯しました。

家族4人がこうして集うことができたのは、本当に久しぶり。
いろんなことを話しました。いいなぁ、こういう時間。

家族ってすごいな。そう思いました。
血がつながっているんじゃない、「家族」という共通の記憶を持っている大切な、かけがえのない人。

僕は札幌と離れているけれど、心はずっと大阪人やで。

2011年7月17日日曜日

文月の大阪にて

15日夜の新幹線で東京から実家のある東大阪に来ています。入院中の父の病気見舞いです。
東京も猛暑でしたが、大阪はじりじりと焼ける感じがありますね。きょうは初めての外泊許可が出た父を駅前の病院まで迎えに行きました。実家までは7〜8分なのですが、大丈夫かいなと思うほど遠く感じました。野球帽をかぶった父を振り返り、振り返り。いろいろある父と母ですが、やはり一緒に元気にいてくれのが何よりの幸せです。
お昼には冷や麦を作って一緒に食べました。薬味は茗荷、青じそ、小口ネギ、生姜。
夜には妹が蒲焼き弁当を持って来てくれるそうです。一足早い「土用丑の日」ですね!
明日午後の便で札幌に帰ります。台風が来ているようですが、大丈夫かな?

2011年7月13日水曜日

熱帯夜にて

こんばんは!熱帯夜の東京にいます。きょうから18日(月・祝)まで出先です。きょう早い便で羽田に降り立ちました。右翼の窓側席だったのですが、「あれっ!」と思う光景に出会いました。なんとボーイング787が!すかさずタクシーイング中の機長からアナウンスが。「皆様、他社航空機ですが、最新鋭のボーイング787が右側に見えています」と。やるなぁ、JAL。あっ、言っちゃった(笑)。一号機は開発段階から関わったANAに納入。現在はテスト運用中だそうです。JALは国際線に導入予定。いいですねぇ、機体の35%はMade in Japanなんですよ。

それにしても、日中の日差しの強いこと。
東京は35℃近くあったのでは。ホテルの室内も節電モード。打合せ先でも、Tシャツのスーパークールビズですよぉ。

熱中症に気をつけましょうね!

2011年7月7日木曜日

787のように

おはようございます。東京は曇りです。東京での打ち合せ、とても順調に終わり、とても嬉しいです。お祝いにサプライズを用意してもらいました。イタリア語で「出版おめでとうございます!」と書かれているそうです!
さて、震災3ヶ月。全日本空輸が開発段階から関わったという米ボーイング社の最新精機787が、ファーストカスタマーであるANAへ納品されるため、お化粧(塗装)を終えた勇姿を羽田空港に現しました。なんでも日本企業も機体製造に関わり、実に35%がメイドインジャパンなのだそうです。日本の製造業の底力を感じましたし、不死鳥のように復興へ蘇るニッポンの姿が重なって、僕は涙ものでした。ANAさんも飛来の模様をUstrem中継していましたね。愛称は、ドリームライナー(Dreamliner)。いいじゃないです!



2011年7月6日水曜日

文月の東京へ

もう7月(文月)に入りましたね。今年も後半戦です。なんだか、速くて困りますねぇ。週末までに上げなきゃいけない締め切りを抱えつつ、きょう、明日と東京です。新千歳空港のJALラウンジです。昨夜の帰宅は午前3時。出張の用意を慌てて(しかも、静かに)やって、朝6時にはぴたっと目覚ましで起きました。なんだか具体的だった夢を見たような気がしますが、記憶がもう定かではありませんのよ。友人からは、東京は暑いぞ、と当たり前のコメントが続々と。まぁ、なんとかなるっしょ。一泊だけだし。今週末は大雪山に登りますよぉ!