2011年3月31日木曜日

また逢う日まで

懐かしの昭和のヒット曲、また逢う日まで。
尾崎紀世彦の名曲です。

東京出張から引き続いた休暇もきょうで終わり。関西空港へ向かうリムジンバスの中で書いています。リムジンバスのターミナルになっている上本町の近鉄百貨店(デパートというよりも百貨店のいう呼び名が好きです)の地下街で、大阪ならではでしょう、551蓬萊の海鮮焼きそばをお昼に食しました。大阪では「蓬萊」という屋号よりも、551という方が通るかもしれませんね。焼きそばでも、「焼き」と「揚げ」を選べるのも大阪流。「揚げ」そばにしてもらいました。とても懐かしい味。ああ、やっぱり僕は関西人です。

10日ぶりに札幌へ帰ります。震災のニュースを両親と一緒に遅くまで見ていて、とにもかくにも元気でこうしていられることに感謝し、つつましやかですが、平和な家庭が一番だと改めて感じ入りました。普段はそう話す時間のない、3歳年下の妹とも話すことができました。

今度来る時は夏でしょうか。被災地の復興は、人々の生活の再建はどこまで進んでいるでしょうか。父も、母も元気でいて下さい。また逢いましょう。

大阪は快晴。最高気温は16℃まで上がるそうです。札幌はまだ9℃。とはいえ、雪解けが進んでいるでしょうね。僕の住む街、札幌へ。

2011年3月30日水曜日

世界がひとつになるまで

大阪はきょうも快晴。16℃近くまで上がったのでは。お昼に近くのスーパーマーケットまで自転車をこいで買い物に出かけ、関西風のうどんを作りました。甘いきつねのお揚げ。天かすとおぼろ昆布も入れてね。明日の今頃には、札幌へ帰る飛行機の中です。

震災のニュースが連日続いています。日が経つにつれ、復興や生活の再建ということに焦点が移ってきたようです。その中で、奇跡のような出来事を伝えるニュースを昨夜知りました。震災の大津波で壊滅的な被害を受けた小学校の話です。卒業式に使われるはずのピアノも、水に浸かり、泥をかぶったそうですが、鍵盤を叩くと奇跡的にも音が出たそうです。近隣の避難所にもなっている小学校では、先生たちが被災者でもある生徒たちの卒業式をやろうと心を砕いて回りました。ピアノは6年生たちによって、きれいにされました。そして、避難している人たちにスペースを一時的に空けてもらって、卒業式は行われました。卒業式の時にみんなで歌おうと決めていた歌があったそうです。学び舎を巣立つ少女の手でピアノは見事な音色を奏で、子供たちは素晴らしいハーモニーを響かせました。家族が、被災した人たちがその歌声を聞きました。

世界がひとつになるまで。

NHK教育テレビで放送されていたアニメのエンディングテーマ曲です。

つらいとき、ひとりで
涙こらえないで

じーんとこみ上げてくるものがありました。
普段通りじゃない状況で、普段通りのことができる。
それは、生きていることへの喜び。感謝ではないでしょうか。
どんな困難な時もひとは生きてゆく。
乗り越えられない困難などないと信じて。

世界がひとつになるまで
ずっと手をつないでいよう

ピアノを弾いた少女は、「みんなに感謝の気持ちを伝えたかった」と話していました。こころ、つなげよう。

(歌詞:松井五郎)

2011年3月29日火曜日

妹の”家” OLDRIVERにて

僕の妹のお店に来ています。夫婦二人で営んでいる小さな喫茶店です。場所は、大阪・天王寺区役所の斜め前、隣に夕陽丘じてんしゃのお店があります。名前はOLDRIVERです。以前は長野県白馬村でペンションを長く経営していましたが、夫婦とも大阪生まれ。縁があって天王寺区にお店を構えることになりました。



喫茶店ですから、コーヒーが美味しい。ケーキは夫婦ともにパティシエなんですよ。文句なく美味しい。それに白馬村時代にも出していた自慢のカレーです。いわゆるカレールーを使いません。挽肉をいろんな野菜やスパイスとじっくり煮込んだお薦めです。きょうはランチタイムを外して来たので、ライスが残り少なく、ナンをつけてくれました。





たっぷりの野菜サラダとコールスローがついています。ドレッシングももちろん自家製。喫茶店には珍しく根菜類がたくさん入っているのがお気に入りです。常連さんの中には、サラダだけを持ち帰りで注文される方もいらっしゃるのだそうです。


大阪に帰ってくるとここのカレーが無性に食べたくなります。
ジャズ好きのご主人の選曲もグッド。お近くに来られた際には、ぜひお立寄下さいね。妹の姓は、文字通りOLDRIVERなのです。


川の流れのように。


小さいけれど、本当に美味しいお店です。


セロリ

きょうも大阪は快晴です。センバツが普段通り開催されていますが、観ていて何かホッとするものがあります。昨日敗れた東北高校の健闘には拍手を送りました。練習も出来ず、給水のボランティア活動をしていたそうです。敗戦後のインタビューで主将が、「これからも給水ボランティアなど地元の人たちを元気づけたい」と清々しく話していたのが印象的でした。勝つことだけが大切なのではない。アマチュアスポーツの神髄を見たような気がしました。



昨夜は家族でレストランに行きました。御堂筋にあるガスビル食堂です。ここは昭和8年に竣工した大阪ガス本社ビルの上にある「社員食堂」です。当時は大阪で最も近代的で美しいビルだったそうです。レトロな店内からは、大阪城の天守閣や生駒山が望めたそうです。今は周囲に高層ビルが建ったのですけれども。



ここでは、西洋料理をベースに独自の欧風料理のアレンジを加えたメニューが楽しめます。コースの最初に出てくるのは、セロリ。セロリの料理じゃないですよ。セロリがそのまま、出て来ます。開店当時は珍しかった西洋野菜。お好みで塩をかけて、手でカリカリっと頂きます。おいしいんです。









お皿の中央にあるのはすずらん。ガス灯のほやに花姿が似ていることから、創業当時から大阪ガスの意匠として使われて来たそうです。天井の高いレトロな店内。広い待ち合いスペースも、クロークもあってくつろげます。



大阪らしいですね。ガスビル食堂、大阪にいらっしゃった時にはお楽しみ下さい。

2011年3月28日月曜日

木瓜の花言葉

きょうは大阪は快晴。気温もきのうより暖かいです。

実家の庭先にある木瓜(ぼけ)の花がほころび始めました。
早咲きのサクラはもう散ってしまったそうですが、清楚なピンク色が春を感じさせてくれます。木瓜の花言葉はいろいろありますが、「平凡」です。ありのままでいること。毎日を迎えられること。震災の後、そういうささやかだけれども大切なことに気づかされます。季節はめぐり、花は咲く。そう思えば、笑顔になれるかもしれませんね。

春夏秋冬 花鳥風月 桃花流水 一陽來復

山里には、また春がやってきますように。

2011年3月27日日曜日

子供は一人で育つ

京都から大阪の実家へ帰る特急の中です。radiko.jpで地元FMを聞きながらこのブログを書いています。

京都の大学に通っている息子と久しぶりにご飯を食べて、いろんなことを語らいました。思っていたよりも、ふっくらとして「肥った?」って感じでしたが、元気そうでよかった。シュウカツは大変そうでしたが、いつの間にか親が思っているよりも大人になっているのだなぁと感じました。

一人暮らしの部屋もきちんとしていて、男の部屋としては清潔な方ではないでしょうか。親としては、なんだか拍子抜けするぐらいきれいでホッとしました。

近くの「美齢(めいりん)」という中華料理店で夕食をとりました。このお店は、こんなとこにお店はないでしょ!というほど京都らしい町屋の隠れ中華料理店だそうです。夕方は予約をしないと入れないという評判のお店。1ヶ月ほど前から予約を入れていました。向かい合わせで、とりとめもなく、話題はあっちにいったり、こっちにいったり。それがとても嬉しくて。彼はずっと緊張しているのだろうし、震災もあって、就職活動に漠然とした不安ももちろんあるでしょう。でも、こうして元気でご飯を食べてくれている。ああ。ありがとう。そんな気持ちがこみ上げて来ました。

美齢の近くにある、京都では有名なフランスパンのお店「ル・プチメック」で両親の分と彼の朝食分のクロワッサンとクロック・ムッシュを買いました。

「一人暮らしを京都でして良かった?」と聞きました。

彼は少し考えて、「震災があって、東京での就職はどうなんだろうと考えた。関西で考えている」と答え、「もちろん一人暮らしして良かったよ」と目の前の石焼マーボードーフを美味しそうに食べていました。

大人になったんだなぁ。知らない間に。

僕より頭一つ背が高い彼のことを、少し誇らしく思ったのです。

春の京都へ

東日本大震災からもう2週間あまり。災害の爪痕はあまりにも大きく、復旧・復興にはかなり長い時間が必要です。被災された地方の皆さんへ心からお見舞いを申し上げます。

休暇で実家のある大阪に来ています。実家の庭にあるさくらんぼの実を付ける早咲きのサクラは既に散り、いまはボケの花が咲いています。帰省するのは年に1、2度です。まだ両親とも元気でいますが、会うたびに時間が過ぎていくのがよく分かり、せつなばかりです。

息子が帰ってくるのが嬉しくないはずはなく、つつましい年金暮らしの中から、ごちそうをしてくれます。昨夜はすき焼きでした。札幌でも、そんな料理は年に1回あるかないか。親のありがたさが、今更ながらに身にしみます。

大阪は快晴。花粉がひどく飛んでいるようです。これから新しく出来た直行のバス便で、東大阪の布施から京都へ向かいます。シュウカツ中の息子を励ましに(?)行こうと思っています。彼は昨年の超就職氷河期に会い、捲土重来を期した今年は震災にあたる、なんとも厳しい環境です。でも、最後まで諦めずに最後の大学生活を過ごして欲しいと思います。美味しい中華でも食べて、ビールでも飲んで、語り合って。

新しく出来た大阪バスの京都特急ニュースター号、第二京阪道路を使って京都まで70分。大人料金(片道)850円。大丈夫かな。お客さんはあいにく僕一人です。

バスが動き出しました。両親からお茶の葉を使った京都名物の佃煮を買って来てくれるよう頼まれました。そういえば、東京からだったのでお土産も買うのを忘れました。

日差しが暖かい。季節は春。震災地も一日も早く笑顔が戻りますように。