2011年8月11日木曜日

御霊を迎える季節

きょうは大震災からちょうど5ヶ月。特例国債法案がきょう衆院を通過したとニュース速報で知りました。復興への道のりはまだ遥かですが、被災地や被災した人々への思いを寄せ続けなければならないと思います。人は記憶することで生き、また忘れることで生きています。忘れないようにしなければと強く思うのです。

折しもお盆の季節。外国での例を知らないのですが、日本人の生活で一番折り目がついているのが、「お盆」と「正月」ではないでしょうか。お盆は御霊を迎え、送る季節。正月は新しい一年の始まりを迎える季節。

我が家の菩提寺は高野山にあります。本家(って言うのかな)は徳島だそうですが、亡くなった祖母が分霊して、高野山奥の院近くの墓所に生前墓を建て、今眠っています。両親も高齢でお墓参りには行けず、長男である僕が蝉時雨の中、毎年墓参りをし、祖母や祖先の御霊に手を合わせ、墓掃除をします。

もう僕の人生の一部です。

何かに頭を下げ、敬い、手を合わせて、幸いあれと祈る。
今年もそんな季節が巡ってきました。

新幹線で実家のある大阪へ向かっています。
少しの時間でもいいから、父と母に会ってこようと思います。

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