Team,
今、このブログを成田空港のJALファーストラウンジでしたためている。
別に頑張ってCクラス分を稼いだわけではない。JALがグローバル会員の特典を整理にかかっていて、今年度中に使わないと失効するグレードアップポイントがいっぱいあるからだった。
でも、すぐに南半球へ行こうと思った。
2006年2月だったと思う。僕は心が壊れて、1ヶ月会社を休んだ。休んでおいて、海外旅行かよ、と思われるかもしれないが、とにかく陽の光を浴びたかった。で、オーストラリアで、しかもレインフォレストというのを経験してみたかったので、ケアンズにしたのだった。空港から車で2時間ちょっと行った国立公園の中に瀟洒なロッジが建ち並ぶ、かなりな高級リゾートでまるまる一週間、なにもしないで過ごした。
一度、ワインを買いにロッジが提供しているシャトルバスで、街に行った。その時、思ったのだ。オーストラリアはやはり英国の文化だと。
今回は、ようやく北半球でも観測できるような時期に入ってメディアを賑わせている「パンスターズ彗星」を見に行く。この彗星は太陽から離れる軌道を回っているので、地球に衝突なんてことはない。
1等級みたいにビカビカのコメットではないが、立派な2等級でちゃんと肉眼観測できる。しかも、今、南半球では観測環境のピークなのだそうだ。
とても尾が長いらしい。
南十字星が輝く夜空を、長い尾をひきながら流れる流星。
なんだか、大震災から2年目を迎える日本に重ねたい、小さな希望のように僕には思える。たとえ、その日に日本にいなくても。
きっと、シドニーで言うだろう。
きょうはあの日から2年目です。
何も変わらないけれど、日本は、故郷は決して負けません、と。
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