2011年3月27日日曜日

子供は一人で育つ

京都から大阪の実家へ帰る特急の中です。radiko.jpで地元FMを聞きながらこのブログを書いています。

京都の大学に通っている息子と久しぶりにご飯を食べて、いろんなことを語らいました。思っていたよりも、ふっくらとして「肥った?」って感じでしたが、元気そうでよかった。シュウカツは大変そうでしたが、いつの間にか親が思っているよりも大人になっているのだなぁと感じました。

一人暮らしの部屋もきちんとしていて、男の部屋としては清潔な方ではないでしょうか。親としては、なんだか拍子抜けするぐらいきれいでホッとしました。

近くの「美齢(めいりん)」という中華料理店で夕食をとりました。このお店は、こんなとこにお店はないでしょ!というほど京都らしい町屋の隠れ中華料理店だそうです。夕方は予約をしないと入れないという評判のお店。1ヶ月ほど前から予約を入れていました。向かい合わせで、とりとめもなく、話題はあっちにいったり、こっちにいったり。それがとても嬉しくて。彼はずっと緊張しているのだろうし、震災もあって、就職活動に漠然とした不安ももちろんあるでしょう。でも、こうして元気でご飯を食べてくれている。ああ。ありがとう。そんな気持ちがこみ上げて来ました。

美齢の近くにある、京都では有名なフランスパンのお店「ル・プチメック」で両親の分と彼の朝食分のクロワッサンとクロック・ムッシュを買いました。

「一人暮らしを京都でして良かった?」と聞きました。

彼は少し考えて、「震災があって、東京での就職はどうなんだろうと考えた。関西で考えている」と答え、「もちろん一人暮らしして良かったよ」と目の前の石焼マーボードーフを美味しそうに食べていました。

大人になったんだなぁ。知らない間に。

僕より頭一つ背が高い彼のことを、少し誇らしく思ったのです。

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