2011年3月30日水曜日

世界がひとつになるまで

大阪はきょうも快晴。16℃近くまで上がったのでは。お昼に近くのスーパーマーケットまで自転車をこいで買い物に出かけ、関西風のうどんを作りました。甘いきつねのお揚げ。天かすとおぼろ昆布も入れてね。明日の今頃には、札幌へ帰る飛行機の中です。

震災のニュースが連日続いています。日が経つにつれ、復興や生活の再建ということに焦点が移ってきたようです。その中で、奇跡のような出来事を伝えるニュースを昨夜知りました。震災の大津波で壊滅的な被害を受けた小学校の話です。卒業式に使われるはずのピアノも、水に浸かり、泥をかぶったそうですが、鍵盤を叩くと奇跡的にも音が出たそうです。近隣の避難所にもなっている小学校では、先生たちが被災者でもある生徒たちの卒業式をやろうと心を砕いて回りました。ピアノは6年生たちによって、きれいにされました。そして、避難している人たちにスペースを一時的に空けてもらって、卒業式は行われました。卒業式の時にみんなで歌おうと決めていた歌があったそうです。学び舎を巣立つ少女の手でピアノは見事な音色を奏で、子供たちは素晴らしいハーモニーを響かせました。家族が、被災した人たちがその歌声を聞きました。

世界がひとつになるまで。

NHK教育テレビで放送されていたアニメのエンディングテーマ曲です。

つらいとき、ひとりで
涙こらえないで

じーんとこみ上げてくるものがありました。
普段通りじゃない状況で、普段通りのことができる。
それは、生きていることへの喜び。感謝ではないでしょうか。
どんな困難な時もひとは生きてゆく。
乗り越えられない困難などないと信じて。

世界がひとつになるまで
ずっと手をつないでいよう

ピアノを弾いた少女は、「みんなに感謝の気持ちを伝えたかった」と話していました。こころ、つなげよう。

(歌詞:松井五郎)

0 件のコメント:

コメントを投稿